応急処置と心肺蘇生法の習得
応急処置とCPR(心肺蘇生法)の講習を受けましょう。トレーニングに関する詳しい情報は、最寄りのアメリカ赤十字社支部で入手できます。認定されることで、応急処置をする必要がある場合には、善きサマリア人の法により保護されます。
物資についての詳細は、応急処置キットを参照してください。
消火器の使用法の習得
最新の消火器を1本以上持ち、その保管場所と使用法を家族全員に知らせてください。最低でもABC型はあった方が良いです。
米国消防局は、消火器の適切な使用とメンテナンスの訓練を受けた人だけが消火器を使用するようにと述べています。お住まいの地域の訓練については、最寄りの消防署にお問い合わせください。火災への備えについて詳しくはこちらを参照してください。
ガス・水道・電気の止め方について
天然ガス
天然ガスの漏洩や爆発は、災害後の火災の原因として非常に多くなっています。ガスの止め方は、家族全員が知っておくことが大切です。
ガスメーターの形状によってガスの遮断方法は異なるので、ガス会社に連絡することが重要です。非常時には、ガス器具の準備や自宅へのガス供給でも力になってくれます。
家庭内の全員が、メーターの正しい遮断方法を知っているようにしてください。ガスを止める練習をするときは、実際にガスを止めないでください。
- ガスの臭いがするか、吹き出し音やヒューヒューという音がしたら、窓を開けて、ただちに全員退出してください。できれば屋外の元栓でガスを止め、隣家からガス会社に連絡してください。
- 注意:なんらかの理由でガスを止めた場合、有資格の専門家でなければ復旧できません。決して自分でガスの元栓を開けようとしないでください。
水道
災害が起きると、水はただちに貴重な資源となります。水道の元栓の閉め方は、ご家庭の全員が覚えておくことが大切です。
- 家に入る水道本管の元栓を探し、識別しやすいようにタグをつけておきましょう。家族の全員がその場所を知っているようにしてください。
- バルブを完全に閉めることが自分でできることを確認してください。バルブが開いたまま錆びついている場合や、閉じきることができない場合もあります。その場合は交換してください。
- 水道管にひびが入ると、家屋への給水が汚染される恐れがあります。飲んでも安全だと当局から発表があるまでは、水道を止めておくのがよいでしょう。
給湯器やトイレのタンク内の水は、家の元栓を閉めて閉じ込めないと、重力の作用で排水されてしまう場合があります。(これは、縁石のセメントボックスの中にある屋外止水栓についてではありません。屋外止水栓は非常に回しにくく、特殊な工具が必要です)。
電気
天然ガスが漏れている場合、電気の火花が天然ガスに引火することがあります。責任能力のある家族全員に、電気の止め方を教えてください。
- 電気回路ボックスの場所を確認しておきます。安全のため、主回路を遮断する前に、必ず個々の回路をすべて遮断してください。
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