会話を始める
緊急事態や災害はいつでもどこでも起こり得ます。次のような質問を自分に問いかけることで、何かが起きたときに何を知っておく必要があるか、何をすべきか、どこに行くべきかがわかります。
- 災害が発生し、家族が離ればなれになったときに家族はどこで集まるか。
- 計画を立てる際に考慮すべき特別なニーズがある家族がいるか。
- 緊急時に携帯電話が受信できない場合、どうやって連絡を取り合うか。
- 家族の非常用品キットにはどんなアイテムや書類が必要か。
- 避難指示が出た場合、家族一人ひとりの責任は何か。たとえば、非常用品を持っていくのは誰か、ペットの避難準備を誰が行うか、地域の警報を家族に知らせるのは誰か、家族に連絡するのは誰か、など。
これらの質問に対する答えを検討したら、家族や大切な人たちと話して安全を保つために必要なものを確保しておくことが大切です。
以下は、その備えについて今日から会話を始めるためのヒントです。
家族で話をする
災害に備えて自分や家族が何をすべきかを話し合うのは簡単なことではありませんが、命を救うために必要なことです。難しいテーマについて話し合っておくことで、ご自身やご家族、友人の方々が安心することができます。こうした会話はできるだけ前向きなものにし、一人ひとりの安全のためであることを強調してください。お住まいの地域で起こり得る災害に関する事実について取り上げましょう。一緒に計画を立てることが大切です。誠実で率直な会話によって、ご自身と愛する方々の命を守ることができます。
地域で起こる可能性のある災害に注意する
住んでいる地域でどんなことが起こり得るかを知っておくと、安全を保つために何が必要であるかがわかります。洪水や火災などの災害はどこでも起こる可能性がありますが、ハリケーンや地震などの災害は特定の地域でより多く発生することが考えられます。新しい地域に引っ越した場合など、その地域の人たちから話を聞き、これまでに起きた災害や今後起こる可能性のある災害について調べましょう。
こうした会話に誰が参加すべきか考える
備えておくべきものは、個人の状況によって少しずつ異なるでしょう。会話を始める前に、話し合うべき重要な人たちが誰であるかを考えましょう。同居する家族、年配の親戚、地域の住民、隣人、介護者、友人などが考えられるでしょう。このような方々は、どのような備えが彼らに有効であるかあなたに伝えることができます。
またご近所の方々に、あなたやご家族が実践できる知恵をたずねてみましょう。彼らが備えを始めていない場合には、早速始められるように情報を共有しましょう。
家族で一緒に行動を起こす
災害に備えるために以下から少なくとも1つを行いましょう。
- お住まいの地域の緊急警報に登録し、州や地方自治体から命を守るための情報を受け取る。
- 重要な電話番号を携帯電話以外の場所に保管する。Ready.govに掲載されている「家庭向け緊急時の計画」は無料でご利用いただけます。計画書をダウンロードし、ご家族と共有しましょう。
- Ready.govにアクセスし、災害への備えとなる行動を確認する。